スーパーやコンビニでも広く売られているバランタインファイネスト。1,000円でお釣りがくるときもあるくらいリーズナブルで、大変助かっています。

そのバランタインシリーズのひとつ、バランタインバレルスムースという銘柄をご存じでしょうか。

2,000円前後で手に入るリーズナブルさでありながら、上質な甘さを楽しむことが出来る一本です。

今回は、このバランタインバレルスムースをご紹介いたします。

基本情報

1910年、バランタインファイネストを完成させてから、この世界的に有名なウイスキーの誕生は始まります。

スコットランド全土から個性豊かな原酒を集めてブレンドしたブレンデッドスコッチウイスキーです。

今やスーパーでもコンビニでも取り扱っている銘柄ですから、バランタインと言えばファイネストを想像される方も多いことでしょう。

日本国内ではサントリーが販売を担っており、シリーズ全体としては8種類のボトルを扱っています。

他のシリーズについても関連記事としてご紹介しています。ご興味がありましたら、ぜひそちらもご覧ください。

関連記事へリンク!

圧倒的なバランスと加水しても崩れない味わいが世界中から愛されている1本です。

食事に合う銘柄をお探しならぜひ。

バレルスムースについてみていきましょう。

シリーズのなかでも特に芳醇な香りであることが世界中から評価されています。

裏面にはテイストに関するコメントが記載されています。名前にバレル(樽)を冠するだけあって、熟成に用いられる樽にはこだわりがあるようですね。

味わいとしても、全体的には甘めのテイストのようです。

価格帯としては、バランタインシリーズのなかでもお求めやすい部類です。ファイネストがお好きな方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。

スコッチウイスキーとして第2位

毎年、世界でどれだけの本数のウイスキーが販売されているか発表されています。バランタインシリーズはスコッチウイスキーとして第2位を誇る売り上げ実績があり、世界中から愛されています。

(ちなみにスコッチウイスキーとして第1位となっているのは、ジョニーウォーカーシリーズです。)

今回は触れませんが、近年ではインドウイスキーが世界的にも注目を集めており、ランキングにも常連として入ってくるようになりました。

(飲んでみたいインドウイスキーもたくさんありますので、そちらも後日ご紹介したいと考えています。)

盾に描かれているのは?

バランタインといえば、ラベルに必ず盾が描かれているのがお分かりかと思います。

なんともスコットランドらしいおしゃれな装飾ですよね。

しかもこの盾、ただのおしゃれのためのデザインではないのです。

よくよく見てみると、盾の内部には4つのイラストが描かれており、それぞれ「ポットスチル(ウイスキーを蒸留する機械)」、「樽」「大麦」「水」であることが分かります。

ウイスキーの出来に影響を与える4要素が描かれていたのですね。

レビュー

それでは、実際に頂いた感想をご紹介します。ストレート、ロックから頂き、最後は乾きものとともにハイボールで占めるというお決まりの流れ出来ます。今回はいつものミックスナッツに加え、なぜかリッツが食べたくなったのでリッツクラッカーのプレーン味がベンチ入りです。

どんな香り?

それではまず、ストレートから。

ラベルにもある通り、確かに甘い香りがします。バニラかナッツ、花のような甘さも感じます。いわゆるスモーキーと言われるような香りはほとんど感じません。甘すぎ!というわけではありませんので、人を選ばず好まれる香りのように思います。

ロックにしてみます。

甘さがふわっと増したような印象です。このあたりの香りは非常に万人受けしそうですね。価格帯を考えてもこのクオリティは素晴らしいと感じます。

どんな味わい?

それではストレートから頂いてみます。ラベルにはキャラメルのような味わいと書かれていますが果たして。

口に含んだ直後はアーモンドのような乾いた甘みを感じました。その後が驚きです。チョコレートのようなしっかりした甘みが舌の中央から喉の奥の方にかけてぐーっと広がってきます。

その後、キャラメルを思わせる丸い甘みが余韻として残る感じです。美味しい。

体感時間としては、最初のアーモンドのような乾いた甘みが1、チョコレートのようなしっかりした甘みが7、キャラメルを思わせる甘い丸みが3といった印象。

それではロックで。

ストレートの時に強く感じられたチョコレートのようなしっかりした甘みが少し丸くなる印象です。よりスムースで飲みやすく感じます。

この辺りは良くも悪くもバランスがいい味わいといったところでしょうか。多くの人に愛されることは間違いないのですが、例えば強烈なチーズと一緒にしっぽり飲みたいとか、シングルモルトに飲み慣れている方からすると、少し物足りないと感じるかもしれません。

最後は水割り炭酸割りでいただきます。

全体的にはやはり甘いを強く感じますね。ただサントリー角瓶と比べるとまた違った甘さが楽しめます。普段は角瓶だけどちょっと気分転換に、という銘柄としてはいいかもしれません。

面白いのが、キャラメルを思わせる甘い余韻が、水割り(炭酸割り)にしても楽しめることでしょうか。加水しても味わいを損なわずに飲めるのは、バランタインらしさなのかもしれません。

おすすめの飲み方は?

水割り/炭酸割りをオススメします。味わいの項にも書きました通り、余韻を損なわずに楽しめますのでオススメです。

次点でストレートがいいでしょう。乾いた甘さから始まり、キャラメルのような甘さに至るまでの味わいの変化をしっかり楽しむことが出来ますので、ぜひ最初の一口はストレートに挑戦してみてください。

一方、ロックも悪くはないのですが、同じ価格帯でもっと個性的な表情を楽しむことが出来る銘柄があることを考えると、あえてロックにする必要もないのかな、という印象です。

みんなのレビュー

それでは、ECサイトで購入されている方のレビューを見てみましょう。

皆さんどのようなウイスキーライフを楽しまれているのでしょうか。

濃いバニラの香りに蜂蜜か或いはメイプルシロップの様なコクのある甘い味わい。
アルコールは痛くなくて円やかでとても飲み易いです。
甘くて美味しい
何時もは、グレンリベット12年かバレンタイン12年を飲んでいますが、友人に進められて飲んでみました。
香りも味もフルーティーで、スコッチウイスキーの入門としてもいいですし、とても気に入ってます。
安定した美味しさです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。スコッチウイスキーとしては世界で2番目の売り上げ実績を誇るバランタイン、そのなかからバレルスムースをご紹介いたしました。

全体的に優しく長続きする甘みを楽しめるウイスキーです。それでいて他の甘いウイスキーとは異なり、加水しても甘みが弱まらないという特徴があります。甘めで飲みやすいウイスキーがいいけど、ちょっと趣向を変えてみようかな、なんていうときにはぴったりですね。

あなたの素敵なウイスキーライフのヒントになりますと嬉しいです。

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