ハイボールブームの火つけ役となり、居酒屋ではレモンサワーに勝るとも劣らないほどに人気急上昇中のスコッチウイスキー。今回は少しマイナーですが2,000円台で購入できる銘柄として、Macarthur’s(マッカーサーズ)をご紹介いたします。
見出しの画像にもある通り、公式からハイボールを全面に推している銘柄です。一体どのような楽しみ方ができるのでしょうか。
基本情報
細身で長身なボトルに注がれたブレンデッドスコッチウイスキーです。おそらく時期的な物だとは思いますが、私が購入した際はご覧の通りハイボールにおすすめというラベルが貼られていました。ハイボールを作る際の黄金比まで記載されており、ありがたいですね。
ちなみに余談ですが、初めてラベルを見つけたときに「お、ハイボール推しか。面白そう」という印象でほとんど衝動買いでした。正直に言いますと、ラベルの英語が読めなかったです。笑
「マック…アーサス？」
なんて読んでしまいましたが、黄金比の1：3のあたりにしっかりと「マッカーサー」と書いてあり、そこでようやく銘柄の名前を知った次第です。
150年以上の歴史ある一本
ボトルの裏面にはマッカーサーがどのように誕生したのか、どんなこだわりがあるのかが記載されています。個人的に嬉しいのは、日本語による追加ラベルではなく英語オリジナル版がそのままにされているという点ですね。細かいところにはなりますが、これだけでも洋酒だ！と気分が高まります。（表の追加ラベルは置いておいて。笑）
1877年にJ.マッカーサーによって創設され、今日ではスコットランド内の4地域から厳選したシングルモルトを使うことによるまろやかでフルーティな味わいを実現しているのだそう。マッカーサーと聞くとアメリカのあの方を想像してしまいますが、別のマッカーサーでした。
ちなみにInstagramにはマッカーサーズのためだけのアカウントが作られており、拝見したところでは時折キャンペーンもされているみたいですね。マッカーサーズを楽しみながらシェアしよう！みたいな。
日本ではまだまだマイナーな銘柄ではあると思いますが、Instagramの投稿を見る限りでは街頭で試飲イベントのようなブースを設置していたこともあるようです。リンクを貼っておきますので、ご興味ありましたらそちらから足を運んでみてください。
製品ラインナップ
2024年1月現在では、700mLでアルコール度数40％のこちらのボトルデザインのみが流通しているようです。
ハイボールの黄金比が1：3で、1杯のハイボールが240mLだと仮定すると、17〜18杯程度作れることになります。もちろん少し薄めて作れば20杯程度ですね。
同系列の銘柄で「マッカーサーズセレクト」と名付けられたボトルもあります。流通量が少なく非常に珍しい銘柄ですので、ご購入の際はオンラインショップの利用が便利ですね。こちらでしたら1,500mLのボトルで流通しています。
レビュー
それではお待ちかねのレビュータイムです。しっぽり晩酌しながら楽しませて頂きますよー。
どんな香り？
ストレートの状態で香りを確かめてみます。
一言で言いますと、甘さのバランスが取れているといった印象です。しかもそれでいて弱すぎないと言いますか、ほんのりと効かせているスモーキーさがいいアクセントになっていて、素敵な香りです。はちみつやバニラのような甘さが8、ほんのりスモーキーが2といったところでしょうか。
おそらく香ってくる順番が違うからこその面白さかな。最初に甘さがクッと入ってくるのですが、少し遅れてからスモーキーさがくるので、全体として重すぎずバランスがいいなと感じます。
どんな味わい？
公式ではハイボール推しですが、試しにロックで飲んでみました。
これが意外と美味しい！（意外とは余計ですね笑）香りと同様にほんのりとはちみつのような甘さを感じるのですが、非常にスムース。特に面白いのは後味です。割としっかりめに爽やかな後味が残るので、一口だけでもじっくり楽しめます。
公式の黄金比通り、1：3でハイボールに。
ロックのときに感じられた爽やかな後味が、すごくいい仕事をしています！ハイボールそもそもの爽やかさと、マッカーサーズ由来の後味とがうまい具合にマッチしていますので、ハイボール単体で楽しめます。
もちろん食事と一緒に召し上がってもよさそうですが、どちらかというと食事が終わってからハイボールを片手にゆっくり会話を楽しみたい、そんなシチュエーションに合っていると思います。
おすすめの飲み方は？
公式の通りハイボールで、と言いたいところですが、個人的にはロックの方が好みでした。もちろんハイボールにすることで一気に飲みやすくなるのはウイスキー全般に言えることですが、どうやってウイスキーを楽しみたいかによるなと感じます。
焼肉！唐揚げ！ハイボール！なシチュエーションでしたら、（ブレンデッドスコッチなら）デュワーズ、カティサークあたりのクセが少ない方が無難な印象です。一方で上述したようにハイボール単体として楽しみたいのであれば、このマッカーサーズも非常にお勧めできます。
銘柄によってハイボールの黄金比が違います。例えば角ハイボールは1：4がおすすめされていますが、このマッカーサーズは1：3。おそらく加水しない状態でもしっかりとした味わいを楽しむことできることの裏返しなのかな、なんて勝手に想像しています。
みんなのレビュー
それでは各種ECサイトに寄せられているレビューも見てみましょう。以下でご紹介します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は隠れた人気銘柄マッカーサーズをご紹介いたしました。
公式ではハイボール推しですが、その甘い香りと少し長めに楽しめる爽やかな後味を考えますと、ロックもおすすめできます。
あなたの素敵なウイスキータイムのご参考になりますと嬉しいです。