新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、すっかりおなじみとなった家飲み。自粛期間中に新しいおうち飲みに挑戦された方も多いのではないでしょうか。
ウイスキーはいろいろな飲み方が楽しめるので、おうち飲みにぴったりなんですよね。
今回は、4000円以下の銘柄から家飲みの時にコスパよく楽しめるウイスキーをご紹介します。
※2023年12月現在、コストプッシュ型インフレと円安の進行により、お酒の値段も上がっています。折を見てリフレッシュしますね。
Tap & Go !
家飲みを楽しめるウイスキーとは?
おうちで飲むウイスキーを選ぶときにチェックしたいポイントを見ていきましょう。
この3つのポイントに当てはまったものを中心に紹介しています。
①クセが少ない
おうち飲みで楽しむということは、おつまみや付け合わせの食事の種類も多くなりますよね。
クセが少ないウイスキーを選ぶことで、さまざまな組み合わせで楽しむことが出来るようになります。
さらに、おうちでボトルキープすることのメリットの一つに、来客時にも使えるという点があります。友人や親戚、会社の同僚が訪問してきた時にさっと振る舞えるとかっこいいですよね。
お酒の好みは千差万別。より多くのお客さんに喜んでもらえるようなものという意味でも、クセが少ないタイプが望ましいでしょう。
②アルコール感が少ない
ストレートやオンザロックで飲んだ時にもアルコール感が少ないものを選ぶとよいでしょう。
ウイスキーボトルは一般的に700mL~1,000mLのものが多く、アルコール度数も高いために一度に飲み切ることはほぼ不可能です。
数日にわたって飲み続けるということを考えると、なるべく熟成年数の長い、アルコール感の少ないタイプが理想です。
③加水に強い
意外と見落とされがちですが、加水に強いかどうかも重要なポイントです。
氷や炭酸水を追加しても風味や味わいが落ちづらいタイプを選ぶとよいでしょう。
ウイスキーの醍醐味は何といっても豊富な割り方で楽しめるということです。オリジナルカクテルを見つける楽しさもありますが、水を加えることで風味が落ちてしまっては台無しです。
2000円以下
最もリーズナブルで試しやすい2000円以下のものを見ていきましょう。お近くのコンビニやスーパーでも見かけるチャンスが多いですので、まずはこの価格帯から挑戦してみるのがいいですね。
近年のハイボールブームや感染症拡大に伴う家飲みブームもあり、この価格帯の銘柄を陳列するお店が増えてきているように思います。
サントリー 角瓶
言わずと知れたジャパニーズウイスキーの代表格。ウイスキーと言えば角!という方も多いのではないでしょうか。
角ハイボールがここまで有名になり日本人に愛される理由の一つが、加水に対して圧倒的に強いという点です。
持ち前の穏やかで優しい甘みを損なうことなく、炭酸の爽快感も楽しめるのが角ハイボール。おうち飲みをするなら1本ストックしておきたい銘柄です。
ブラックニッカディープブレンド
ブラックニッカって安ウイスキーでしょ?と侮るなかれ。濃紺のラベルに金色のデザインが施されたこちらのディープブレンドは、非常にまろやかで上質な仕上がりになっています。
ストレートでこそアルコール感が多少残っていますが、ハイボールにすることでアルコール感を打ち消し、まろやかな甘みを楽しむことが出来ます。
また、この価格帯のジャパニーズウイスキーとしては非常に珍しく、わずかにスモーキーさを楽しむことが出来ます。
デュワーズ ホワイトラベル
クセがなくどなたでも楽しめることで有名なデュワーズホワイトラベル。
ブレンデッドスコッチウイスキーの中でも特に安価な部類で、「飲みやすいウイスキーは?」と聞くと真っ先にこの銘柄を挙げる人も多いですよね。
クセがないといっても個性がないわけではありません。穏やかなスパイシーさが楽しめる銘柄ですので、加水によって料理にも合わせやすいという特徴があります。
カティサーク
透き通る緑色のボトルが特徴的なブレンデッドスコッチウイスキー。
その味わいは非常にフルーティで、デュワーズホワイトラベルと対をなす一本と言えます。加水によってより爽やかさが際立つため、おうち飲みには最適。
ライトボディで飲みやすく、初めての一本にもおすすめです。
カナディアンクラブ
カナダウイスキーを代表する一本で、その甘さとフルーティさから世界一の見やすいウイスキーとも言われています。
ストレートで飲むことでその甘さを楽しむことが出来る一方、ライ麦が入っていることもあり加水することで少しドライな印象に。
ビギナーにおすすめするなら外せない銘柄です。
ジムビーム
「ビームハイ」でおなじみのアメリカンウイスキー。独特の香りがあるので好みが分かれるところですが、ハイボールにすることでカラっとスパイシーな風味を楽しめます。
味わい自体はライトなので、普段甘めのウイスキー(角瓶やカナディアンクラブなど)を飲まれているならちょうどよい気分転換になりそうです。
揚げ物との相性も最高。
水割りだと苦味が抑えられ、丁度いい風味と味わいで美味しいです
2000~4000円
タラモアデュー
非常に人気のあるアイリッシュウイスキー。アイリッシュウイスキーは全体的にクセが少ないことで知られますが、タラモアデューは中でも特にバランスが取れている銘柄です。
味わい自体は非常にライトで飲みやすく、それでいて香りは甘すぎず、煙たすぎずという絶妙なバランス。
ビスケットを思わせる香りも楽しめますので、ぜひ一度お試しあれ。
ジョニーウォーカーブラックラベル
バランスのとれたブレンデッドスコッチウイスキーで、わずかにスモーキーさを楽しめる一本。
オレンジのようなフレッシュな香りも感じられ、2000円台とは思えないほど上質な仕上がり。
味わいとしてはまろやかな甘さが特徴的で、アルコール感もほとんど感じられません。ストレート、ロック、トワイスアップ、ハイボール、オールマイティに楽しめます。
個人的にはロックがおすすめ。
シーバスリーガル12年
アルコール感をまったくと言っていいほど感じられない味わい。ブレンデッドスコッチウイスキーの中でも少し抜きんでた仕上がりです。
りんごのようなさわやかな香りが感じられるので、そこまでお酒が強くないという方でも楽しめます。
味わいがとてもおしゃれで、オレンジとビターチョコを一緒に感じられるような複雑なテイスト。
ぜひともロックから召し上がっていただきたい逸品です。
ホワイトホース12年
ホワイトホースも1000円を切るようなリーズナブルさで有名ですが、そのワンランク上であるホワイトホース12年。
香りが非常に面白く、最初こそ草っぽさ、粘土っぽさを思わせますが、後からミントやハーブのようなさわやかな香りが入ってきます。
リーズナブルなもの(ホワイトホースファインオールド)ではさすがにアルコール感がまだまだ強く残っていますが、こちらはだいぶ和らぎ飲みやすくなっています。
柑橘系を思わせる爽やかさが楽しめます。
そうでなければこれといった感じである
ジャックダニエル
言わずと知れた世界一売れているウイスキー。一度ファンになると抜け出せなくなるとも。
多くの人を魅了する秘訣は、その芳醇な香りとまろやかな味わい。
蜂蜜やハーブを思わせる香りの後、口に広がるフルーティな甘さはたまりません。
そしてなんといってもこの甘さが大好きです。
知多
大麦麦芽を使わないシングルグレーンウイスキー。そのため飲み口は非常に軽く、多くの人に愛されやすい味わい。
全体的に見てもクセが少なくバランスが取れている一本です。
加水によっても味わいが崩れることがありませんので、ハイボールにすることでどんな食事にも合わせられます。
白州
南アルプスの天然水で仕込まれた柔らかな味わいのジャパニーズウイスキー。
桃やバニラといったしっかりとした甘さを最初に感じますが、それでいて後からピート香も感じられます。
香りから想像する味わいは重そうですが、これが意外にもスムース。ストレートやロックで飲むとこれぞウイスキー!を楽しめます。
加水するとさらに爽やかな味わいとなりますので、飲みすぎ注意です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は4000円以下の銘柄を中心に、家飲みで楽しめるものをご紹介いたしました。
今回ご紹介した銘柄以外にもクセが少なく、アルコール感も抑えられ、加水に強い銘柄はたくさんあるでしょう。
ご自身に合う一本を見つけるためにバーを巡ってみるのも面白いかもしれませんね。
素敵なウイスキーライフのヒントになりますと嬉しいです。