七面鳥が大きく描かれたボトルで有名なワイルドターキー。普段ウイスキーを飲まない方でも、名前だけは聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。私自身、学生時代に卒業されるウイスキー好きな先輩へ向けてプレゼントしたことがあるのですが、とても喜ばれたことを今でも覚えています。

ワイルドターキーと一言で言っても、いくつかの種類が販売されています。今回はその中でもTheワイルドターキーと言える8年ものをレビューしていきます!

基本情報

アメリカンウイスキー(バーボン)の一種で、その蒸留所はケンタッキー州に存在します。バーボンといえばトウモロコシをふんだんに使ったウイスキーであることが有名です。そのため、トウモロコシ由来の優しい甘さを持ったバーボンが多いことが知られています。

しかしながらワイルドターキーの場合、他のバーボンと比べてトウモロコシよりもライ麦や大麦麦芽を多く使っていることが特徴的です。そのため、一般的なバーボンよりもよりスパイシーでカラッとした味わいを楽しむことが出来ます。

また、日本ではサントリーが販売を担っており、品質や流通に関する問い合わせをすることが可能です。

他のシリーズボトルと特徴は?

ワイルドターキーシリーズには「ワイルドターキー スタンダード」「ワイルドターキー13年 ディスティラーズリザーブ」「ワイルドターキー レアブリード」「ワイルドターキー ライ」「ワイルドターキー アメリカンハニー」といったラインアップが存在します。

それぞれ製法も違えばアルコール度数もまちまちですが、このワイルドターキー8年は「ワイルドターキー レアブリード」に次ぐ50.5%という高度数(レアブリードは56%もあります)の一本。

さらに特徴的なのは、この8年ものだけ唯一1,000mLのボトルまで販売されているということです。一般的には700mLで販売されることがメジャーなウイスキーのなかでも1,000mLで発売されるということは、それだけ人気が出ているという証でしょう。

七面鳥はなぜ横向き?

ワイルドターキーのボトルといえば、大きく描かれた七面鳥のイラストが特徴的ですよね。一つ面白い話があって、実はこの七面鳥、昔は前を向いていました。

ではなぜ今のラベルは横を向いているのでしょうか。一説によると、「前を向いた七面鳥の顔が怖いから」だそうです。

こちら、ご参考までに。

・・・確かに、ちょっと強そうですね。1羽なら平気ですが群がってこられたらさすがに怖そうです笑。

ちなみに、ウイスキー作りに七面鳥は関係ないのになぜ名前に使われているの?と疑問に思われるかもしれません。

こちらも一説によると、当時まだ無名であったバーボンをアメリカで恒例の七面鳥狩りの際に飲んでいたところ、あまりにも美味しかったことがきっかけとなり、七面鳥(ターキー)の名を冠することになったのだとか。

なんとも陽気なネーミングですね。

レビュー

ワイルドターキー8年で晩酌!

さて、ここからは実際に頂いた感想をご紹介します。いつも通り(?)ちょっとしたおつまみを用意して。写真は順にテイスティングが終わってハイボールにした時のものです。

この時、なぜかポッキーが無性に食べたくなっていたんです。ぜひ皆さんはポッキーではなくもっといいビターチョコレートをお買い求めください。(ただポッキー×ウイスキーもなかなかオツです)

どんな香り?

シールの封がまたおしゃれ

開封。さすが3,000円に近づいてくると、封を開けるときから楽しめますね。コルク栓を抜いた時の音もたまりません。

まずはストレート。こくこくと小気味いい音を鳴らしながらグラスに注いでいくこの瞬間が最高に大好きです。開けたてのウイスキーでしか楽しめませんもんね。

香りはというと、甘さはほとんど感じません。バーボンらしい「木工用ボンドの香り」がうっすら感じられます。好きな人には好きなあの香りです。ただジムビームほど強烈ではないかな?という印象。

ちょっと背伸びしていいバーボン飲んでみようかな、という方にも馴染みやすそうです。

ロック、水割り、炭酸割りと加水していきます。

面白いことに、加水することによってほんのりと甘い香りが漂います。ただ全体感としてはやはり接着剤のようなクセのある香りです。これぞバーボンですね。

どんな味わい?

ストレートでまずは一口。

正直驚きました。木工用ボンドのような香りが先入観としてあっただけに、最初に甘みを感じたのにはびっくりです。

アルコール度数が50%以上もありますので、焼けるような感覚はやはり少なからずあります。舌先よりも喉元のほうでクーっときます。

しかしその後でスパイシーな余韻が残ります。コクがあって、美味しい!

お次はロックです。

華やかな甘い香りがふわっと香る中でのテイスティング、というだけあってやはり甘みを強く感じますね。考えてみると不思議です。全体感としては甘みが強いわけではないのに、優しい甘みを感じられるのって。奥が深いです。これはファンが多いのも納得です。

最後は水割りと炭酸割りで。

これが一番のびっくりかもしれません。今回の飲み方の中で一番甘い!思わず「えっ」とこぼれてしまうほどです。いやあ美味しい。

上に乗せた写真の通り、最後には炭酸割りとして頂きました。こうコクのある甘みだと、ミックスナッツも進みます。今回はありませんがジャイアントコーンも合いそうです。

おすすめの飲み方は?

ぜひロックで召し上がってみてください。バーボンらしい香りと優しい甘さを一度に楽しめる飲み方です。

アルコール度数が高めなので、ロックでちびちびと頂くのがちょうどいいですね。

みんなのレビュー

ECサイトで購入されている皆さんのレビューを見てみましょう。

これぞバーボン。
リッチボディで最高に旨いです。
今宵もオンザロックで頂きます。
お気に入りのバーボンウイスキー
あっという間に空けてしまうので助かってます。
飲みやすく次の日に残らないのがこれかと思ってます。
無題

やはりバーボンらしさを最も楽しめるロックが人気のようです。ぜひ一度ご賞味あれ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はバーボンの中でも特に知名度が高く人気のワイルドターキーから8年物をレビューいたしました。

接着剤のようなバーボンらしい香りも強すぎず、少し挑戦してみようかな?という方にもオススメできます。

甘みを楽しめる味わいですし、何よりも加水することによってさらに甘さを楽しめることが出来るというのは嬉しいですね。

アルコール度数も50%以上ですので、見た目以上に長く楽しめそうです。ぜひあなたの素敵なウイスキーライフのヒントになりますと嬉しいです。

(余談ですが、ポッキーもなかなか合います)

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