あなたはどっちの○○?シリーズ第3弾。今回は、ブレンデッドスコッチウイスキーからホワイトホースとデュワーズをチョイス。
どちらも1,000円前後で買えるウイスキーでありながら非常に上質であることが有名です。コンビニでも入手することが可能です。
せっかく買うなら自分に合う1本を選びたい!そんなあなたの声にお応えして、飲み比べてみました。
ホワイトホースとは?
日本ではキリンビールが販売しているブレンデッドスコッチウイスキーの一つ。酒屋さんのみならずスーパーやコンビニでも入手することが出来ます。
しかも非常に安価!税込み1,000円少々で売られていることが一般的です。私自身、おうち飲みでは大変お世話になっています。笑
このホワイトホースという名前は、スコットランドにかつて存在した酒屋兼宿屋「ホワイトホースセラー」から取られています。
この宿屋には、スコットランドの独立を夢見た兵士たちが多く訪れていたことで知られています。この宿で英気を養ってから出兵していたんですね。
命を懸けてスコットランドの独立開放を目指す兵士たちを支えた宿屋、ホワイトホースセラー。戦場にいなくても、白馬に乗った騎士さながら兵士たちを鼓舞していたことでしょう。そう考えると、ホワイトホースがこれほどまでに愛される理由も分かる気がしますね。
創業者についてはキリンビールのホームページの記載を引用します。
創業者、ピーター・マッキー。
若き日のピーター・マッキーはアイラ島ラガヴーリン蒸留所のオーナーであった叔父のもとでウイスキー作りを学びました。のちにピーターは会社を創業、1890年ホワイトホースセラーの名と看板のイラストを冠したウイスキー「ホワイトホース」を発売します。1920年には世界に先駆け、コルク栓に替えて金属製のスクリューキャップを採用、保存の向上に貢献しました。
キリンビール公式
世界中で愛されるウイスキーを作ったピーター・マッキー氏。叔父にラガヴーリン蒸留所のオーナーがいるというのも驚きですね。とんでもなくビッグネームな蒸留所で学べるなんて、羨ましい限り。
デュワーズとは?
バカルディ・ジャパンから販売されているブレンデッドスコッチウイスキー。飲みやすいウイスキー教えて!と聞くと、「そりゃデュワーズでしょ!」という答えが圧倒的に1位です(管理人調べ)。
真偽のほどはさておき、実はアメリカでは最も人気のスコッチウイスキーであることはお伝えしておきます。某アメリカ大統領が大好きな銘柄であったことから、ホワイトハウスに寄贈されたこともあるという逸品です。
こちらもホワイトホースと同様の価格帯で入手でき、コンビニやドラッグストアでも見かけたことがある方もいらっしゃることでしょう。
今では一般的になったハイボール。その起源には諸説ありますが、デュワーズがその起源とも言われています(バカルディ・ジャパン公式より)。
創業者ジョン・デュワーの名前がそのままラベルに使われています。モルト原酒にはアバフェルディなどを使用しており、スパイシーさ、スムースさのバランスが絶妙だとして知られています。
徹底比較!
価格帯や人気度に至るまで似ている点の多いこの2銘柄。ここからは味や香り、レビューに至るまでを比較していきます!
香りや味わいの違い
いつも通り、最初はストレートでいただきます。
ホワイトホースは少しだけ煙たさを感じることが出来ます。最初はストレートで香りを楽しんでみるといいかもしれません。草っぽい香りが最初に来ますが、そのあとで花のような甘い香りが入ってきます。なんとも上品な香りです。
一方、デュワーズは最初に甘さを感じました。ただ甘ったるい感じではなくてそのあと少しだけさわやかな香りが入ってきて、すぐ消える感じです。なるほどこれは人を選ばない銘柄として納得ですね。
さて、飲んでみます。
ホワイトホースは少しだけピリッとした感覚が。これは熟成年数の関係かな?少し脱線しますがホワイトホース12年と比べるとどうしてもアルコール感が残ってしまっている印象でした。ただそれでも余韻はほんのりとした甘さで、美味しい。
デュワーズは、ホワイトホースほどのピリッと感はありません。味わいとしては少し煙たい草っぽい味ですが、それがずーっと残り続けるということはなく、スッと収まる印象です。
甲乙つけがたい2銘柄ですが、単純に味わいだけで考えると、最初にデュワーズその後にホワイトホースと飲んでいった方が、個性が分かりやすいように思います。
おすすめの飲み方
どちらもハイボールが最高です。ホワイトホースに関しては、ストレート・ロックはあまりおすすめできません。加水して飲まないのであれば、まだ少しピリッと感が気になる銘柄です。
ただ、ハイボールとして飲むのであればホワイトホースが1歩リードと感じます。ウイスキーらしさともいえる草っぽい香りについてはホワイトホースの方が楽しめますので、炭酸水で割っても香ばしさが残りやすいです。
ストレート・ロックで楽しみたい!というあなたには、断然デュワーズをおすすめいたします。もしくはそれぞれの12年熟成ものもいいでしょう。
レビュー比較
さて、ここからはECサイトから各種レビューをご紹介します。ウイスキー好きの皆さんはどんなレビューを書かれているのでしょうか。まずはホワイトホースです。
まろやかな口当たりがすきです。
スーパー、格安酒店より12本買うと運賃を含めても安い
ロックでも楽しんでいる方がおられました。また、12本一気に購入されている熱狂的なファンもいらっしゃいます。水割りにした時のまろやかな口当たり、分かります、美味しいです。
続いて、デュワーズを見てみましょう。
安くて美味しいウィスキーです。飲みすぎ注意です。(笑)安いのに、ロックでも飲めます。また買います。
愛飲しております。この価格帯でこの味なら大満足です。
その飲食店経営者も、「安くて美味い酒といえばデュワーズやろ。ダントツや、日本ではあまり有名ちゃうけどな!」と語っておりました。
高くて美味いは当たり前。この価格帯でこの完成度は私も脱帽です。日本ではあまり有名ではないというのも、やはり同価格帯にサントリー角瓶が入ってくるからでしょうか。もっと日の目を浴びてほしい!というところ、同感です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は手ごろな価格のブレンデッドスコッチウイスキーを2本ご紹介しました。
少し煙たいものをハイボールで飲みたいあなたにはホワイトホースを、逆にほどよい味わいのものをロックでも楽しみたいあなたにはデュワーズがおすすめです。
とはいえ、どちらも素晴らしい仕上がりのウイスキーですので、ぜひ2本とも買ってしまいましょう。素敵なウイスキーライフをお楽しみください。